世界遺産カルカッソンヌ城

　オクシタニー地方の世界遺産

　トゥールーズから電車の旅約1時間10分。カルカッソンヌ城はヨーロッパ最大の城塞都市として歴史的にも宗教的立場でも大変重要な場所とし年中たくさんの観光客で賑わいます。フランス語ではLa cité （ラシテ）と呼ばれることが多い世界遺産はスペイン国境からも２時間という立地から城内ではスペイン語を中心にたくさんの外国語が耳にはいってきます。北のモンサンミッシェル、南のカルカッソンヌ。フランス好き、歴史好き、世界遺産を求める旅行者におすすめの重要観光地です。

フランスの歴史が凝縮

　カルカッソン城はフランスの歴史そのものが象徴されています。ガロ・時代の城壁が見受けられ、考古学的には紀元前6世紀ころから定住地が存在していたことがわかっています。412年の西ゴート族による占領、アラブ人によるスペイン侵攻は725年にはカルカッソンまで占領しています。その後スペインによる侵略などを繰り返しながら100年戦争も含む多くの戦争の舞台となったカルカッソンヌ城はカタリ派の古城が集結する立地にも関係して十字軍とアルビジョワ派の激し戦いも繰り広げられたいわくつきの場所。フランス・スペイン国境を貫くピレネー山脈とマンターニュノワールの中間地点雄大な自然の宝庫、西ラングドック地方に佇むカルカッソンヌ城の歴史の重みは格別です。

オクシタニー地方の代表的世界遺産カルカッソンヌ城　

SNCF在来線TERで気軽に行けるカルカッソンヌ駅。トゥールーズ駅から約４５分。地中海ナルボーンヌ駅から約２０分。電車でのアクセスが簡単なことも魅力です。

フランスワイナリー面積最大を誇るラングドックワイナリー風景に囲まれるカルカッソンヌ城。ヨーロッパ最大の城塞都市としてもフランス人、ヨーロッパ人特に国境スペイン人の観光客が目立つ人気観光地となっています。特に７、８月は城内での世界中から参加する有名歌手のコンサートや毎７月１４日独立記念日の花火が打ち上がる日は大変な人混みになります。

• 中世の典型的な要塞門とモデルともいえるナルボン門から城内にはいると入り口すぐに観光局office du tourismeがあります。まずは、城内マップを手にいれましょう。
• コンタル城　1200年代ルイ8世、9世によって絶え間なく防御技術を改良して建設された当時の国王の傑作。あまりにんも巧妙に作られた防衛機能を意識した建築構造を歩いていると、当時のものものしい雰囲気が想像でき背後から弓がとんできそうです！是非コンタル城壁沿いを歩き、レンガ造りが特徴的なカルカッソン旧市街景色や広大なラングドック地方の自然を鑑賞するのもポイントです。入場料9.50ユーロ
• サン・ナゼール・バジリカ聖堂　Basilique Saint-Nazaire-et-Saint-Celse de Carcassonne　ロマネスク建築とゴシック建築の融合建築物は外装も内装も大変重厚感がある存在感を感じる教会です。南フランスの教会の中でもステンドグラスの大きさと美しさも必見です。

 観光時間に余裕があればカルカッソンヌ城シテ内で１泊はいかがでしょうか。昼間の南仏の青空の下の賑やかな雰囲気とはまた違った、見事なライトアップでロマンチックな夜のカルカッソンヌ城の美しさは格別です。

 サン・ナゼール・バジリカ聖堂の隣にある５つ星ホテル。客室からサービス全てが納得の最上級星ホテル。レストランの内容も素晴らしく、カルカッソンヌ城一泊の思い出に是非おすすめホテルです。