暮らすように旅するフランス

　Shukran-kitchen シュクランーキッチン、東京でモロッコ料理教室を運営しています。フランスとモロッコの関係は深く長い歴史。多国語の国モロッコではアラビア語や英語のほかフランス語も公用語のひとつ。モロッコ料理研究家として活動をしていくうちにフランス、フランス語の魅力へ導かれることは当然のことでした。

フランス語を習いはじめて３年。そろそろフランスで生活をしながらフランス語を学んでみたい。朝食はテラスで本場のクロワッサンを味わいたい。マルシェで堂々と買い物ができるようになりたい。現地の人が行くビストロでカッコよくワインを飲んでみたい。

コロナ後はフランスへ行こう！暮らすように短期留学を目指してオクシタニー地方、トゥールーズへ向かうことになりました。On y va! 

２０２３年５月　オクシタニー地方　トゥールーズへ

 フランスパラディさんに問い合わせをしたのが2023年3月。

秋にフランス語語学留学をしたいと情報収集しているなか、出会ったサイトがフランスパラディ。

「私のフランスでやりたいことが全部叶いそう！」モロッコ料理レシピを思いつく時のようなインスピレーションがわき、旅の相談をしていく中、当初は秋に行く予定だったフランス渡航を問い合わせ２ヶ月後に実現しました。（笑）

フランス語留学といっても具体的にどこからはじめていいのか、どのような方法があるのかわからない中、体験したみたいことがありすぎ、どのように旅の準備をはじめていいかわからいなか、「トゥールーズ」生活、アリアンスフランセーズ語学学校、料理ホームステイ　民泊、トゥールーズからのプチ旅行すべてが魅力的で　TOULOUSE行きの航空券を迷わず購入。

トゥールーズ滞在中、モロッコ週末旅行も気軽にいける？！マラケシュ行き往復航空券が３万円？！　モロッコ料理研究家として「トゥールーズ」に呼ばれていることを感じずにいられませんでした。決断をする時というのは自分の思い込みも絶対必要です。笑

　トゥールーズ空港到着後、まず１０日間お料理好きのマダムの家でホームステイをしました。フランスは約１０年前に一度トランジェットでパリに寄った経験が、、　フランス語を習い始めて３年。私のフランス語は通じるのだろうか？　フランス人マダムの家での生活、期待感と少々の不安でトゥールーズ空港に降り立ち、マダムの家へ。マダムの家はトゥールーズ市内からバスで１５分。閑静な住宅街で猫と一人暮らし。Bonjour!　ホームステイ１日目、明るいマダムとは初対面とは思えないほど過ごしやすい時間から始まりました。マダムはおもてなし好きと聞いていましたが毎日の食事が楽しみになるホームステイ。５月という季節もあり、時には朝食はテラスでのんびり、夕食は煉瓦造りのバーベキューで炭火焼き鴨肉。フランスでは５月にいちごがマルシェでみかけるようになりますが、食材にこだわるマダムが私に作ってくれた「シャルロットフレーズ」2人で食べ切るほど美味しかったです。

外食よりもマダムの料理のほうが断然美味しい！

そんなホームステイってなかなかないのではないでしょうか。

　トゥールーズ、アリアンスフランセーズ Alliance Francaise １ヶ月フランス語講座に通いました。授業時間は平日９時から１２時３０、休み時間が１５分あります。クラスには１２人の中私は最年長でした。（笑）とても雰囲気のよいクラスで、授業が終わって一緒にランチをしたりピクニックをしたりすることもありました。他ヨーロッパの国からや南アメリカから若い学生さんが中心でその中に日本人の女子とも友達になりました。フランス語の授業は大変でしたが、１ヶ月が本当にあっという間で先生の授業もわかりやすくアリアンスフランセーズ１ヶ月コースは私にとってこれからのフランス語に対するモーティベーションとなりました。授業初日、自己紹介の中で、日本でモロッコ料理研究家ということを伝えると、先生がすぐに、「ぜひモロッコ料理教室を担当してほしい」と生徒さんも全員興味をもっていただき、最終週の午後、モロッコ料理教室を開催しました。不安だった語学学校への申し込み、まさか料理教室まで開くとは全く予想していませんでした。もちろん料理教室は全てフランス語です。フランス語に自信がつきました。（笑）