77歳のフランス人マダムから水着のお古をいただきました。これぞ、ビンテージ?!
と思いきや、いやいや、去年買ったばかりの新品。
「自分には似合わないからあなたにあげるわ。♪」
目をキラキラさせて私に試着してみてとねだります。😆
写真は全部その時に彼女から頂いたお古。。。
まさか自分の人生で77歳になるフランス人マダムから、日本では「おばあさん」といわれかねない年齢のマダムから水着のお古をもらうなんて、想像だにしませんでした。^^;
しかし、ハイレグ度が素晴らしく、天晴れ天晴れの世界!
ブラボーマダム!
もちろん、マダムの口から「恥ずかしいんだけど、こんなもの。。」なんて装飾語はついていません。
日本からフランスに観光に来る日本人女性は、お年をめされたフランス人マダムのファッションに圧倒されます。「お年をめされた」?!本人たちは絶対思っていないかも。😆
ハイレグ、ビキニは夏の定番、膝上何センチ?!ミニスカートもあり、ハイヒールは赤。ノースリーブからは日焼け&しみ&しわだらけの腕が、、、でもなぜか見苦しくない?!それはきっと堂々としていることも関係あるかと観察しています。マダムたちの背筋がのびているだけで随分と違うのかとも思います。
赤あり、ピンクあり、ゴールドあり、色使いも派手派手です。「私はここにいるのよ、私をみて!」と語っているような色使い&ライン。
太っているとかお腹がでているとか、あまり気にしてないように思えるのは、あえて、体のラインがでる洋服を好む傾向にあります。
「いやいや、私はもうこんな歳だから」なんて自分のことならまだしも、日本では他人のことまで「あなた、その年になってそんな格好はよくないんじゃない?」眉間に皺をよせる日本人マダムがいそうです。。。余計なお世話とはこのことかも。。。。
フランス人マダムの煌びやかなファッション光景に慣れているフランス生活から日本に帰国した際に目に入ってくる日本人女性のファッションは、逆カルチャーショックです。「若いのにそんなに隠さなくても〜」なんて思ったりする自分。😆
最近よくみかける、上から下まで長方形状態?「被り系」のようなトレンドが長く続いているような気がするのは気のせいか?コロナ禍が長すぎて、ファッションも閉鎖的なのか?気分はファッション評論家?
以前フランスでオーガニックコットンの「つなぎ」を買ったことがあります。薄い生地だったので、かなりカジュアル、よれってる感が、私の当時の好みであったこと、値段もお手頃ということで、何も考えずに購入しました。なによりも、このつなぎを着たままヨガもできそうなくらい、ストレッチ感も抜群!
オーガニックが売りではっきりいってスタイルにはこだわってないような品物でした。
ある日、この「つなぎ」を着て街を歩いていると、知り合いのフランス人ムッシュと出会いました。
「なんだよ、それ〜じゃがいもの袋みたいだな〜」。
ガチョン〜 ٩( ᐛ )و
(フランスではじゃがいも20キロ入りの袋も売っていますので、そのことです。)
周りをみると、私と同世代のフランス人マダムは、いかに体のラインを出すか、それはスタイルがどうこうということではなく、ハイヒールを履くことでお尻を綺麗に見せるとか、寒い日でも胸の谷間を無理やり見せるとか、体のラインを出すことで男性の目を気にするとか、、、または「幾つになっても女」を強調するフランス人女性らしい姿。
ジャガイモ袋を装って揶揄されながら、自分の姿を鏡でみて、「これはやばいかも」。。。
写真の洋服は77歳マダムからのお古。。。水着、つなぎ。
つなぎは168センチの私にサイズがピッタリ!
身長が私より15センチ以上も低い彼女がどうやってこの「つなぎ」を着ていたのか?!
ショートパンツはジョギング用か?!
所詮私も日本人マダム。他人のファッションに色々と詮索をしたくなりました。(笑)