フランスで生活するようになるまで、特にチーズファンではありませんでした。まさか自分が「家にフロマージュがないと心配になる」ほどになるとは。。。。(笑)
フロマージュの世界もワインと同様、フランス文化、フランス人の生活すべて関わりあっています。食事中に白ワインを飲んでいても、フロマージュがでてくると わざわざ新しい「赤ワイン」ボトルを開けるフランス人。
「これはヤギのフレッシュ」「こちらはピレネーの羊」「コンテの24ヶ月」「羊とヤギのミックス」でございます。
フランス人のフロマージュの食べ方は、”ガツガツ”ではありません。そもそもフロマージュの儀式に至るまでアペリティフ、食事にかけてすでに3時間ほど要していて、フロマージュに至る頃にはお腹ももういっぱい!
意外にフランス人さえも、
「Qui veut du fromage?!」フロマージュが欲しい人?!と尋ねられても
「Non merci!」 もう結構よ〜、中には出っ張ったお腹をさすりながらポーズをしながら断る人も少なくない。
もし食べたとしてもかなり儀式的に、「ひとかけら」程度です。 それくらいフロマージュはフランス人にとっては大量に食べるものではなく、「お口直し」程度か?!または赤ワインを飲む口実か?!😆
それにしてもやはり写真のようなフロマージュ儀式つきの高級レストランになると、もう胃袋にはいらなくても、ショーウィンドーに大切に陳列されたフロマージュ様の姿にはさすがにうっとり見入ってしまいます。
1000種類以上のフロマージュが存在するとわれるフランス。例えば日本では「カーマンベール」といえば、「フランスのチーズ」?!いえいえ、「ノルマンディー地方」のフロマージュ。
「コンテ」については、ジュラ県(スイス国境近く)のフロマージュ。地方ごとに代表的なフロマージュを誇るのがフランスです。
フロマージュのショーウィンドーにうっとり見入るほど、普段のフランス生活では、カマンベールサンドウッチ、ピザ用チーズ、バシキリなどが結構フランス人の冷蔵庫の主役だったりします。
フランス人のフロマージュの消費量は年間、一人当たり20キロと聞いたことがありますが、、、そのうち明けのほとんどは、普段のフランス人の冷蔵庫の中のものだと確信しています。😆