南フランス、「田舎のブロカント」とオリーブオイル

 いつものようにフランスといえばパリ。ブロカントといえばパリ。思い込みはもったいないdesu!

 

 

 南フランスの田舎、ブロカントも都会ではなかなかみかけないような、そして都会ではありえないお値段にも遭遇した。

南フランスの田舎をドライブしながらの、気ままブロカント巡りの楽しさ。ワイナリーを横目に広大な土地をブンブン車で飛ばす。

 

 最近の失敗談。。。慣れない土地で、検索エンジンを使ってブロカント探しをした結果。。。検索エンジンの王手ですが、広告料金を払っているのか、やっぱりネットに強い業者が検索上位に現れるのか、いまだに謎ではありますが、”え、こんなところにあるんだ。”そしてそこには”やらせ”コメントがたくさん横行していているのも事実。

 

 今回検索でみつけて、”これはみっけものかもしれない”とかなり期待を抱いていった先は、ものの見事に”ハズレ!”😆

 

そもそも検索エンジンでは”ただいま営業中”なはずなのに、いってみると、車も侵入できるほどの大きな玄関がしまっているじゃないですか?!

 

 その大きな玄関は、みせかけだけで、、右手で軽く触れると、なんと玄関があくじゃないですか!

 

なんだ、やっぱり”ただいま営業中”じゃん。”目の前には庭先から倉庫のような広い場所に、たくさんの”ガ○クタ”が視界にはいってきます。遠くからでもわかります、”んん、はずれぽいなぁ〜”

 

そうっと出口に向かうと、奥から店主のようなフランス人が出現し、”今日は休みなんだよー。”

 

”そうなんだ。よかった、よかった^^;。” 帰ろうとすると、

”なにか探してるの?”

”特に。。。”

 

”じゃあ、ゆっくりみていっていいよ。”といいながら、敷地内の電気をつけはじめます。敷地は倉庫級の大きさ、まるでこれから映画撮影というほどのボリュームで、電気がつけられるのです。’ガシャー!”

 

私の一人のためだけに。。。。。

休業中の店の電気をつけていただいたプレッシャーはかなり大きい。でももう見たいものもない感じ。。。なるべく忍足で、物色する”ふり”をしながら出口に向かい、

 

”Merci beaucoup ! Au revoir!" 

ありがとうございました。さようなら。

 

そう、フランスでは購入否にかかわらず、お店を出る時はかならずこの挨拶をします。これをしないと、日本人の名誉が傷つく可能性がありますので、(礼儀を知らないアジア人。。など)絶対挨拶してくださいね。(^_-)

 

帰り道、”んん、ガソリン代がもったいなかったな〜。検索エンジンなんか使うんじゃなかったっ!ぷんぷん”

現在フランスのガソリン料金、ガソリンスタンドの閉鎖続きと料金の高騰で、実はあてもなくドライブをするような余裕はないのです。。。

 

そんな帰り道、小さな村の出口に、突然現れるブロカント。

 

”ん? これは!”

そう、偶然自分でみつけたのです。

”これはいけてる!”ブロカントは店構えが違います。店の前の道端になにげにおかれてる全てが魅力的!

 

鼻息あらく、車を止め、外観の写真を撮ったりしながら、お店に入ります。道端からお店まで中のコートヤードに置かれているすべてが素敵。

 

経営者はオリーブ農園を所有していて、店内にはさりげなく自家製のオリーブオイルを販売していました。もちろんそのオリーブオイルの入っているボトルが年代物で素敵すぎる。

これは購入しましたが、オリーブオイルが”ごくごく”飲めるぐらい美味しい!

 

ブロカントを販売しながら、ちょっと渋い家具を自分でも作っているようで、ちょうどテーブルを探している私にあれこれと見せてくれました。狭い敷地内に並べられたテーブル。いいなと思ったテーブルの上には、他のテーブルが置かれていて、店主が、”上のテーブル動かすから、みてみてよ。”

 

楽しい。ブロカントはこうじゃなきゃ。

購入はしなくても、”楽しい。”生活の夢をあたえてくれる”

”これいいけど、使えないかな〜とか。

 

ちかじかまた行ってみます。カルカッソンヌ城から車で40分。