隣国イギリスでも40度になるという歴史上とんでもない記録を毎日出し続けているヨーロッパ。🔥🥵
地中海の砂浜も超高熱で、観光客もひきぎみときいていますが、こちらはのどかなフランスの田舎で川遊び。
ある日の日曜日、羊や牛に囲まれる場所に住む、田舎友達の家に滞在中。
「今日のランチは、隣の家にいって一緒にご飯するわよ。」
私は隣の人を知らない。向こうも知らない。フランスではまったく問題のない、結構普通の出来事です。
フランスの家の外壁は高いですが、隣人関係などはかなり壁が低い。昔の日本の田舎社会が、フランスにはまだあります。
この隣人というのは、すごいお屋敷。寝室が13だか14だか。バスルームが、7、8?! とにかく大きな家。一年中誰も住んでいない家に夏のバカンスの時期になると、家族や親戚などがパリなどの都会からおしよせる。
フランスの典型的な「Masion de campagne 」。
メゾン・ドゥ・カンパーニュ。
「田舎の家」。
今は亡くなってしまった、1800年代の先祖からの家。
現在はみな都会に出てしまい、「いっそのこと売却」ではなく、7、8月のバカンスの間、子供たちの夏休みにもちょうどいいし、この家は残しておこう。
そうすることで、親戚同士の繋がりも保てる、もっとも先祖の大切にしてきた家も保てる。子供たちの時代にも残せる。メンテナンスはかなり大変ですが、、、。
それにしたって、7、8月以外は誰も住んでいないわけで、6月は清掃会社に頼んで、隅々まで掃除をしてもらい、庭ももちろん家に匹敵し広すぎますので庭師の仕事も1ヶ月がかりです。
ランチは、パリからこの家にきている、30代後半夫婦と私たちは参加4人。もちよりで、フルーツ、ワイン、ハム、パン、サラダ、チーズ、適当に家にあったものを持ち寄る。ひとかけらしか残っていなかった、昨日作ったアプリコットのパイも全然、平気。そして、みんな嬉しい。
ナイフもフォークも、テラスの大きなテーブルの上に、みんなでざっくりと用意する。誰に気をつかうわけでもなく、なんだかはじめから【取説】があるかのように、こういう状況のフランス人はどこまでもナチュラルにふりまう。
「食べて飲んでしゃべって」、そろそろ14時過ぎると、”僕たちはこれから川に泳ぎにいくけど。」
「いくいく、私たちも行く!」
即答で返答する私たちの平均年齢は、55歳。。。
川に行く予定はなかったので、水着をもってなくても平気。🤣 。サイズの合わない借り物の水着、ビキニ、じゃあ、下着でいいや。
こうして、6人で(内、男性は一人)川に行き、思い思いに楽しむ。40度近い気温が続くフランスの夏をしのぐ。
日本同様、フランスの田舎の川の美しさ、静寂さ。澄み切った水。川底の石まで見える、足の周りにはたくさんの小魚が所狭しに寄ってきます。なによりもお客さまは私たちだけ。贅沢空間ともいえます。
川は生命の源。異常高温が続くフランスの夏。また今週末も川に逃避したいです。🥵
執筆者 田所