まさに、アフターコロナ?を謳歌するフランス。フランス人の間でビズ BISES,BISOUSが戻ってきました。(Bises, Bisous この2文字の違いについて↓注釈つき😁)
*ビズとは頬にキスをするフランスの挨拶文化。
日本は相変わらずマスク着用が続いているようですが、フランスでは2022年5月16日より、政府によるマスク着用義務が解除された翌日から、ほぼフランス全国民がマスクを外し、フランスの現在の光景はコロナ前にすっかり戻りました。
コロナ前、マスクが存在しなかったフランスで、人数の多い会食や、頻繁に会う人にもビズをするフランスの文化が少々「面倒くさい。。。😅」と内心思ったこともありました。会食によっては、十人以上フランス人がいるわけですから、おわかりいただけると嬉しいです。💧
コロナ発生後、ドイツやスペインと競うように多数の死者を出したコロナ大国フランスでなぜコロナ感染者が多いのだ?という疑問に、多くの理由のなかで強く疑われたのが、ビズ文化。
人との距離を置かないフランス人。おしゃべり大好きなフランス人。飛沫を飛ばしながらビズをしまくるフランス文化。
そりゃ〜感染率が高くなっても仕方ないかな💦
あと、今でも外出先から帰ってきても手を洗いません。。。
マスク着用義務が始まって、フランス生活の中からビズが消えてしまいました。ソーシャルディスタンス義務、マスク着用義務、老人隔離?!、孫にビズができないとうつ病にかかってしまったフランス人も多数いました。
フランスのマスク着用義務は135ユーロという高額な罰金の効用で成り立っていました。もちろん、コロナにかかりたくないと恐るフランス人もいましたが、罰金を払いたくないというのも本音で、街の中でも、公共交通機関の中でも、「あごマスク」のフランス人も目立ちました。
そんなお国柄ですから、マスク義務解除、「待ってました!」とばかりにマスクに未練は全くないのです。
そもそも罰金が課されなかったら、マスクをしないのもフランス人。。。
ビズも同時に戻ってきました。マスクをしている時は、親しい友人間でも怖がって自らソーシャルディスタンス?をとっていたフランス人も多かったので、長い間のマスクからあまりにも激しすぎる今の変化についていけない私は、どうも会う人、会う人ついつい気をつかってしまいます。
どこにいっても久しぶりに会う友達に、「ねえ、あなたはビズするの?」 「もちろんよ〜 💋」。
この3週間、拒否した友人はいないので、ほぼ回復といったところでしょうか。
最後に、ビズBISESとBISOUSの違い。ビズといえばこの2文字で表されます。携帯メッセージ、メールでだって友達同士では、最後にBISOUSまたはBISESと「結びのあいさつ」。
どちらも親しい間柄で、軽い友達同士の間の、かぎりなく軽い結び言葉。どちらかというと、BISOUSはとっても親しい中ということらしいですが、BISESだって、親しくないと、ビズはないわけですから、あまり深く考える必要はありません。
フランス語勉強し始めで、フランス人の「いけめん」な先生からメッセージをもらって、「ビズ」なんて結んであっても心配しないでくださいね。😉
はてしなく軽い結び言葉です。。。
あっ、がっかりさせてしまったら、ごめんなさい😂
Bises 😽
執筆者 田所