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お悔やみの言葉 フランス語

 お祝いのメッセージは気軽に楽しく書きやすいものかと思いますが、お悔やみの場合はそうはいきません。

 日本でもその対応の仕方は慣れていることではないので戸惑うかと思いますが、それがフランスとなると、フランス人に相談することになります。

 長年の付き合いで大変親しい友達の奥様のお父様がお亡くなりになりました。お父様とは面識がありませんでした。また友達夫婦は同じフランスでも800キロ先に住んでいます。。

共通の友達に相談すると、”私もお父さんには会ったことがなかったし、今回はカードを送ったわ。そういえば、数年前にこのカードを送った経験がありますが、幸いなことにこういうことは頻繁にあることではないので、どうしても慣れていなくしかもフランス語となると緊張してその都度、フランス人に確認して、失礼なことにならないように努めます。

 ” お悔やみの場合のカードは、文房具店やキオスクなどで販売されています。インターネットでもアプリケーションなどで多彩にモデルがあるようです自作もできるようですが、私のパソコン能力を考えると、、、今回は早速お店でカードを購入。カードは二つ折りになって、表紙にはモノトーンな静かな絵とCondoléances ”お悔やみ”というフランス語の文字が掲載されています。開くと中は真っ白。フランス語でメッセージを書く必要が。。。私の頭も真っ白。。。

 日本のように、”香典”を送るという慣習のないフランス。カードのみを送るわけですから、カードのメッセージの内容次第ということもあります。心のこもった気の利いたメッセージにしたい。。。早速ググります。。。選びきれないくらい多くのメッセージ例がリストされているのですが、硬くなりすぎるのも、長いメッセージも、日頃宗教心がないのに、いきなりキリスト様の言葉をかりるようなメッセージも私の言葉にはならない。。。選ぶこと、30分以上かけます。結局シンプルでしかも私の心を代弁してくれているぴったりのメッセージをみつけました。

 

" Je t'envoie amour et pensées à toi ainsi qu'à ta famille en ce moment tragique."

 

 フランス語の響きは美しいのですが、これを日本語に直訳すると、なんともちょっと恥ずかしいような。。カードのみにとどまらず、こういうセリフをさらっといえるのがフランス人。

 

 ”今は悲しみに溢れる状況だと思いますが、あなたとあなたの家族に私からの愛情、あなたたちへの思いを送らさせていただきます。”

 

執筆者 田所

 

フランスお悔やみのことば Condoléances
フランスお悔やみのことば Condoléances