フランスで香水が発達したのは、お風呂にはいらない(シャワーをしない)フランス人の匂いを隠すめ。。。。?!
そんな話を聞いたことがあるかもしれませんね。フランス人と水の関係、これは意外なところで深く密接に関係することがあります。水資源の豊かな国日本と違い、大昔から水資源が大変貴重だった国。その話は後回しにすることにして、まずは、現在のフランス生活”水”事情。
まずは台所、水回り。。。
日本から母親がフランスに来た時に、色々なフランス人の家に一緒に遊びに行きました。日本から来る生粋の日本人(海外在住が長くなると、私などは生粋の枠からはずれているようです。😅)の観察力ほど新鮮なものはありません。もう見慣れてしまったフランス生活光景、生粋の日本人には”えっ!それってあり?”の連続です。その中で、母親が後から漏らしたことのひとつに、”ねえ、フランス人蛇口から水の出る量、チョロチョロとしかださないんだけど、、、あれで、ちゃんと洗えているのかしら?”
そういえば、そうかもね。。。👀
お風呂事情。。。
フランス人のシャワーの時間もかなり短いです。もちろん人によるのですが、お風呂時間、温泉や銭湯を含める日本の”風呂文化”と比較したら、まず、フランスには風呂文化が存在しません。日本的には、風呂に入って疲れをとるとか、1日の終わりに”今日もいい1日だったな〜”なんて精神的なことまで関係してきますが、フランス人の多くが朝シャワー派で、”目覚めるため”。。。シャワーの時間は圧倒的に短い。あと、水温感覚もどうもかなり違い、"熱い”お湯好き日本人からすると、多くのフランス人家庭のお湯温度設定はかなり”生温い。。。。私の使ったシャワーの温度設定は、フランス人全員、”火傷するじゃないかぁあぁ!”🔥
洗濯事情。。
ずばりフランス人の家では洗濯機を回すのは週に1回かそれ以下。。日本の洗濯事情(ほぼ毎日ですよね?)を知ったら仰天するはずです。いやいや、こっちも仰天ですよね。😂
手洗い事情。。
外から帰ってきて、手を洗うという習慣は皆無です。これはコロナ後の現在も同じ。。。今はどこにいっても消毒液が店頭などに置かれていていますが、実際家庭でそういう習慣がついてるかというと、ほぼコロナ前と同じです。
以上、あまりにもフランス人に対するネガティブなリストとなりましたので、ここでフォローをすると、あんまり神経質にならず、潔癖にこだわらず、おおらかに生きるフランス人の生き方は見習うところも多くあるのです。(ちょっと苦しい?!)😂
ところで、フランス人の水に対する考えの違いはかなり長い歴史があります。
古代ローマ人が広範囲にわたってフランスを支配していた時代、2000年以上まえの水道事情が現代フランス人の生活にいまだかなり濃く影響を与えています。
フランスはローマ帝国が支配する時代から水資源に乏しく
水は貴重なもの。
得に人口の多い、水不足の都市部へ水道を供給するためのローマ人による水道路建築の功績は偉大すぎました。あまりにも有名な南仏ユゼスの近くにある水道橋ポン・デュ・ガール、必見です。
執筆者 田所