フランス生活、南西フランス、トゥールーズで過ごし17年が経ちました。そろそろ他の地方に目がいき👀、なにしろ”隣の芝生は青くみえる”ではないですが、フランスの他の地方に住んでみたいな〜、そっちのほうが美味しそうだな〜とか。
なんて空想している頃に、ありがたくも仕事の研修で6ヶ月間、ブルターニュ地方に住むことなりました。”思いは届く””願いはかないます”!
「ブルターニュといえば?!」 フランス人に聞いても、
”美味しいクレープ&ガレット が食べられるわね〜♫” ”ワインはないけど、シードル(りんごの発泡酒)がたくさんあるわね〜” そうです、クレープ&ガレット とシードルはある意味セット。
日本ではクレープという名称は浸透してますが、結構まだまだ大衆的でないのが、”ガレット ”。ガレット て何?一般的にガレット はそば粉100パーセント使用したクレープ生地。ブルターニュ地方は、このガレット &クレープを提供する”クレペリエー”と呼ばれるレストランの数が圧倒的にカフェより多いのです。
ブルターニュどこの街を歩いていてもすぐわかります。一般的なレストランよりも数の多い”クレペリエー”。
日本ではおやつ感覚のクレープですが、ブルターニュ地方は、まず、ガレット というおかず感覚のクレープに、その後、デザートでクレープを食べるというのが一般的です。
そして、そのメニューの多さは圧倒的です。そば粉や小麦といった、ベース生地。それはそれはたくさんのバリエーションで、多くのトッピングが可能。(日本のお好み焼き感覚です。😁)
単純にガレット &ハムだったり、チーズは必須だったり、卵、じゃがいも、長ネギ、マッシュルーム、シーフード、、、?なんだかピザのトッピングみたいですね。
いや、ピザのトッピングよりももっと種類が多いのガレット 。大人のフランス人ムッシュなどは、このガレット を2枚くらい食べ、その後、クレープでしめるというのがメジャーです。
ピザやお好み焼きと違い、なにしろ生地は薄いので、そのくらいは"ぺろっ”と食べれてしまうのです。
クレープも同じく、そのトッピングの種類、コンビネーションの多さ。とくにブルターニュ地方に来て味わいたいのが、”塩バターキャラメル”これに自家製クレームシャンティー、、高カロリーとか考えては食べれません。😁
意外にあっさりと、お砂糖だけでたべるとか、レモンとお砂糖、チョコレート、コンフィチュールなどなど。メニューをみる時間がとにかくわくわくするクレペリエー。
もちろん飲み物はシードルです。ブリュット(辛口)・ドゥミセック(中辛口)・ドゥー(甘口)お好みのタイプで。グラスで頼むこともできるし、ピッチャーもあり。でもやっぱりできればボトルで頼みたい。なにしろ、グラスもピッチャーも発泡性にかけることが多いのです。ちなみにアルコール分は5%ほど。
星の数ほどあるクレペリエー。本当に美味しい場所では、とにかく”カリッ”とサクサク感満点で香ばしいガレット が食べれます。これを味わった瞬間、”えっ?いままで食べていたガレット はなんだったんだろう〜?!”
ブルターニュ地方、美味しいです。🤤
執筆者 田所