フランス生活の楽しみのひとつ、アペロ。APEROはフランスの日常生活のひとこまといって過言ではないかと。”ちょっといっぱいくるか?””ちょっとアペロしよう”。APEROという言葉は、フランス生活のなかで、親近感作り、雰囲気を和らげる意味のマジックワードかもしれません。
さて、このアペロ、フランスでは1日や週のなかでどの時間帯がメインでしょうか?!
平日なら19時くらいが目安です。”これからうちにアペロにこない?”日本で19時というと多分、夕食の時間ですね。フランスでは夕食の時間は地方にもよるのですが、20時とか21時は普通であったりします。ということで、19時というのは夕食前の一杯という感覚です。
またフランス人家庭のアペロというのは、本当に簡単なおつまみを用意する程度で、参加者が登場してから、まさに手慣れた感覚で、“サッサーサー”とテーブルを用意します。
私が到着した時点に食卓に何か準備されてない場合もあり、おしゃべりをしながら、食器棚から簡単な器をテーブルに置き、そこに、ナッツ類などの簡単なものを”サー”と袋から器に流し?、ソーシソンが出てくる時も、で”何飲む?” 人に気を遣われないフランス人のこのワンランク上?の人の招き方、素晴らしいです。😆
アペロというのは”食べること”飲むこと”が主役でなく、あくまでも”おしゃべり”が主役ということを理解できるようになったらフランス生活上級者レベルですね。😉 とにかくおしゃべり大好き、得意なフランス人。おしゃべりをしたいから”アペロ”をするといってもいいくらいです。
日本人的感覚からしたら、”狭い家に人はよべない””家が散らかっていて人をよべない””何を用意したらいいか、、、”フランス人にはこのような感覚はほぼ皆無。人が来るからと部屋を掃除するフランス人をみたことはなく、本当に自然体に人を家にいれることのできるフランス。これはフランス人の素晴らしいところのひとつと思います。
さて、気になるのがアペロは何時に終了するのか、、、、?
これはケースバイケイス。会話が弾みすぎて”おつまみ”とワインで2時間ほど経つことは簡単で、スマートに夕食時間前に切り上げるか、もしくは、かなり親しい仲だと、”夕食していくか”。。。週末のアペロとなると、ランチに招待されたら、まずランチの前に、アペロがあるのも必須。12時に招待されたら、12時から13時くらいは軽くアペロ、ランチはすぐにははじまりません。アペロはフランスでの人間関係の円滑剤ですね。😁
執筆者 田所