1月のフランスでは、パティスリーやブーランジェリーのショーウィンドーにずらりと並ぶガレット・デ・ロワ(Gallette des rois)。1月6日のキリスト公現祭エピファニー(Epiphanie)をお祝いするお菓子。
毎年この季節になると、在仏時代に大勢でワイワイと食べたのを思い出して、懐かしくて食べたくなるんですよね。最近は、日本でも手に入りやすくなって、普通の町のパン屋さんでも見かけるようになってきました。
今年はアテスウェイ(à tes souhaits!)というパティスリーで購入。こちらは特にモンブランが有名で、私はケーク・オ・マロン(Cake aux marrons)が大好きです。生菓子も、パリのパティスリーさながらにショーケースに美しく並び、その空間に居るだけでワクワクしてくるお店です。
駅から結構歩くのに、週末はだいたい開店前から長い行列ができていて、予約せずに行くのは躊躇する感じ。
※注:ホールケーキのみ予約可
そんなお店のガレット・デ・ロワ。正直、私がフランスで食べたものより洗練された味わい!?
パイ生地のパリッと感と、中のパットゥダモンド(Pâte d’amande)の甘さが優しく、ホロホロと溶けて、軽くふわっとアーモンドが香る美味しさ。しかも、なんと!フェーブ(fève)があたった~!当日は女王様になりました^^
ちなみに、南西フランスのトゥールーズでは、ブリオッシュタイプのガレット・デ・ロワがありました。見た目は素朴なパンですが、オレンジフラワーの香りが効いたパン生地と、表面についた砂糖のツブツブした塊が、なんとも後を引く美味しさ。
これはまだ、日本で見かけた事がありません。ブリオッシュ・デ・ロワ、また食べたいなぁ。
執筆者 akiko